KORG nanoKEY2

そもそもMIDIってなんだ?

Musical Instruments Digital Interface
ミュージカルインストゥルメンツデジタルインターフェース

略してMIDI

あはは( ・∇・)なんだそりゃ。
そんな事言われても何のことだかさっぱりわからんわ。


DAWソフトの中で音を組み立て、再生ボタンを押し音楽を奏でるわけだが、MIDIとはその音を鳴らすための信号だと思ってくれていい。

よりわかりやすく説明すると、オルゴールで例えるのが良いかもしれない。
(DTMの起源はオルゴールのような自動演奏装置)

オルゴールの中身

オルゴールはぜんまいを巻くとシリンダーという部品が自動的に動き出し、シリンダーについているポツポツとした突起物が振動板にあたり音が鳴るといった仕組みだ。

そう!このポツポツこそがMIDIなのだ!笑

間違っている!と怒られるかもしれないが、私はその解釈の方がとてもわかりやすく、説明もしやすい。

※本当の意味は電子楽器を繋げるための各社共通の規格だとかややこしくて別に覚えなくていいと思っている。興味がある人は調べてみて!

それではMIDIキーボードとは何かと言うと、その信号を入力するためのキーボード(鍵盤)なのである。

そこで気をつけてほしいのは、MIDIキーボードだけでは音は鳴らないということだ。

けれどもMIDIキーボードがなくてもマウスやタイピングキーボードを使って信号は入力できる。

それではなぜMIDIキーボードが必要になってくるのか説明しよう。

作業効率が上がる

これは鍵盤楽器の経験の有無に関わらずどんな人にとっても共通して言えることなのだが、DAWをするにあたって必要不可欠な信号を操るボタンを追加するイメージだ。
曲を作っていく上で確実に作業効率が上がってくれる。

こんな風にしようかなー?こんな感じはどうだろうか?とまず試しにシンセなどの音を出すことが多いのだが、パソコンのタイピングキーボードなんかで作業していると極端に鍵盤数が少ないため『あともう少し高い音を出したい』とか余計なボタン(ショートカットキーなど)を押してしまい必要のない画面が出てきてしまったりとモヤモヤして作業がなかなか捗らない

それではせっかく気分がノってきていても台無しになってしまうのだ。

そして何よりタイピングキーボードは耐久性がなく、テンションが上がってしまって強く押しまくっているとすぐに壊れてしまうだろう。

そこで余計な手間や費用がかかってしまうのは非常にもったいない。

鍵盤経験者は特に必要

ピアノやエレクトーンなどの鍵盤楽器を経験したことがある方にはDTMをするにあたってこのMIDIキーボードはかなり有効になる。

鍵盤で音楽を表現することができるため、MIDIキーボードを使用してそのままDAWに反映できるのだ。

そして電子ピアノやシンセサイザーをお持ちであれば、そのままMIDIコントローラーとして使えるものがたくさん存在する。

なので一度お持ちの電子ピアノの裏側や側面などを見ていただき【MIDI out】などの表示がないか確認してみてほしい。

そういった場合ピアノなんかによく付いているサスティンペダルもDAWソフトがしっかりと反応してくれる。

鍵盤数

それでは選び方を具体的に説明していく。
まず大きく違うのが鍵盤数だ。

少ないタイプで25鍵
多いタイプで88鍵もある。

この88鍵というのはピアノと同様の鍵盤数だ。

上から 25・37・49・61

上記写真は一例だがこのように様々な鍵盤数のものが販売されている。

鍵盤数が多ければ多いほど右手と左手で同時に演奏できるため、鳴らす音のバリエーションが増える。

よって鍵盤経験者は鍵盤数がより多いものを選ぶといいだろう。

そして鍵盤を経験したことがなく、ボタン感覚で演奏したい人は少ない鍵盤数の方が扱いやすいと思う。小さい方が持ち運びも便利だ。

あとは自身が作業する机の大きさとも相談しなければならない。
ほしいキーボードが見つかれば必ずサイズも確認してみよう。

※ちなみに私(教室)は49鍵を使用しています。

MIDIキーボード その他の機能

商品を閲覧していると、鍵盤以外にもごちゃごちゃと何か付いているのを見かける。
なんだが複雑で難しそうだが覚えてしまえば簡単だ。

これから説明するが、自分にとってどの機能が必要かの判断基準にしていただければと思う。

◆ ノブ(ツマミ)

DAWを開くと画面内で様々なノブ(ツマミ)を見かける。
ボリュームのフェーダーなんかもその一部だ。

もちろんマウスで動かし調整するのが一般的だが、MIDIキーボードに付いているこのノブにアサイン(割り当て)し、手元で調整できるようにするのだ。

アサイン(割り当て)する方法はDAWソフトやソフトシンセで違うので、興味がある方は確認してみてほしい。

※私はマウスで調整するため、ぶっちゃけMIDIキーボードのノブは使わない。

◆各種ホイール

基本左側に上下に動かすタイプのコントローラーが2つ付いているのだが、ここはもうすでにアサイン(割り当て)されていることが多く、MIDIキーボードを繋ぐだけですぐに反応してくれる。


まず1つめ ピッチベンドホイール

こちらは単純明快でピッチ(音程)を変化させるホイールだ。
通常鍵盤で音程を変更しようと思うと、半音階(ド→ド♯→レ)でしか動かない。

ところがこのピッチベンドホイールを使うとスタートとゴールの音階は守りつつ、その間の音階を無視して音程が変化してくれるのだ。

このようにドレミファソラと段階を踏んで上がったり下がったりするのではなく、音階を無視してスムーズに音程が変わってくれる。

表現によってはビブラートやギターでいうチョーキングみたいな効果も演奏できちゃうのだ。

※個人的にはこのホイールが付いたMIDIキーボードをおすすめする。
明らかに音の表現力がアップしてくれるだろう。

2つめ モジュレーションホイール

ここは音程ではなく音質を変化させてくれる。
文面で説明するのが非常に難しいので、動画を確認してほしい。

ここはシンセソフトによって違うが色々なエフェクトがアサインされているので、試しに動かしてみよう。
もちろん違うものをアサインすることも可能だ。

◆PAD(パッド)

この部分にはサンプラーなどの【をアサイン(割り当て)して使う。

という事は機能的にはMIDIキーボードの鍵盤と全く同じなのだ。

ただこのPADはゴムやシリコンのような素材で作られているので、鍵盤とは感触が全然違う。
押すというより叩くというような演奏方法になる。

よって打楽器(ドラムなど)の演奏に向いているのだ。

念の為もう一度言うが、鍵盤でもできるのでこのPADがなくても問題はない。

おすすめMIDIキーボード

それでは個人的におすすめできるMIDIキーボード(メーカー)を紹介していこう。

ただMIDIキーボードはご紹介したメインの機能以外にも様々な機能が存在する。

主に演奏方法(トレモロやグリッサンド)に関わる機能だが興味があればご紹介するメーカーで色々と調べてみてほしい。

①KORG(コルグ)

こちらは信頼のおける日本のメーカーだ。
キーボードだけではなく、エフェクターやシンセサイザーの開発も手がけており、特にエフェクター(Kaoss Padなど)は有名で海外の有名なプロデューサーやDJたちも使っている方が多い。

MIDIキーボードでいうと、非常にシンプルなものが多く、とても扱いやすい。

②Roland(ローランド)

こちらも有名な日本のメーカーである。
私が最初に買ったMIDIキーボードがこのローランドだった。
そして長年使用させてもらったが、特に不具合もなく全く壊れることがなかった。
そして古くなっていたのにも関わらずすぐに売れた。笑

このローランドはシンプルなものから複雑な機能が付いたものまで幅広く対応している。
本格的な電子ピアノやシンセサイザーも作っているため、MIDIキーボードの鍵盤にもこだわって作られている。

③AKAI(アカイ)

私は今までこのAKAIは海外のメーカーだと思い込んでいたのだが、調べてみると完全に日本で立ち上げた会社らしい。
現在はシンガポールでの経営になっているみたいだが、赤井三郎さんが作った会社らしい。笑  びっくりした。

先ほどご説明した【PAD】を使いたい場合はこちらのメーカーをおすすめする。
この会社はキーボードとPADに特化したメーカーなので安心して使えるだろう。

見た目的にもなんだかかっこいいものが多く、置いてあるだけでも雰囲気が出てくれる。

最後に

紹介した後に気付いたが、おすすめが全て日本のメーカーになってしまった。
それほどこのMIDIキーボードに関しては日本製が強いと言い切れる。

私は現在Native Instrument社のMIDIキーボード(値段が少し高い)を使用しているが、わざわざ高いお金を出して買わなくてもよかったと少しばかり後悔している。
ただこのメーカーが出している音源プラグイン(KOMPLETE)と互換性があるので、使いこなせる人のとっては便利なのかもしれない・・・
まぁ見た目がかっこいいので納得して使うとしよう。

またご質問があればいつでも気軽にお待ちしている。

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