今回は質問が多いDTMの機材について説明しようと思う。
まず前提としてパソコンがありDAWソフトがインストールされている状態での話だと思って聞いてほしい。
基本何もいらない
いらんのかい!(笑)ってツッコミが入りそうだが、何もなくても作曲はできる。
パソコンにスピーカーが付いており音が出る状態での話だが本当にいらないのだ。
便利なことにDAWの機能でパソコンのタイピングキーボードが鍵盤の代わりになってくれる。
それでは私も含めどうしてみんな機材を持っているのか、それぞれの機材ごとに説明していこう。
モニターヘッドホン
モニターヘッドホンはなぜ必要になってくるのか?最悪イヤホンでも構わないが、それはしっかりとちゃんとした音を確認するためだ。
パソコンのスピーカーの性能なんてハッキリとわからないが、私の経験上パソコンからまともな音なんて聴いたことがない。
そんな状態で音楽を作っても曲としては成り立つかもしれないが、【音】としては成り立たない。
わかりやすく例えるとサングラスをしながら絵を描いている状態だ。
姿や形はある程度わかるかもしれないが、繊細な色なんて確認できない。
迷わずサングラスを外したくなるだろう。
MIDIキーボード
そもそもMIDIキーボードとは何だろうか?
みんなピアノの鍵盤は見たことあるだろう。あの白と黒の板みたいなのが規則正しく並んでるアレだ。
ピアノは鍵盤を押すと中でハンマーが動きピアノ線と呼ばれる弦を叩く。
そうピアノは弦が叩かれている音なのだ。
だがMIDIキーボードの電源を入れ鍵盤を押しまくっても残念ながら音は出ない。
なぜなら音を出すための信号を出すただのボタンだと思ってほしい。
よってDAWやシンセサイザーに繋いでようやく音が出るようになるのだ。
前にも説明したがパソコンのタイピングキーボードでも信号は出せる。だが押しまくってると壊れてしまう可能性が高い。
それに比べMIDIキーボードはかなり丈夫にできている為、テンションが上がりまくって押しまくっても叩きまくってもそうそう壊れない。
だがご近所さんやお母さんに怒られるかもしれないので注意が必要だ。
あとピアノやエレクトーン経験者など鍵盤に慣れている人は絶対に必要だろう。
そのような方がタイピングキーボードでぴこぴこやっているとなんのこっちゃわからない。
*電子ピアノや電子キーボードはMIDIコントローラーとして対応してるものが多い。
オーディオインターフェース
まずオーディオインターフェースが必要な人を簡潔に説明する。
- 歌を録音したい
- 楽器を録音したい
- モニタースピーカを繋げたい
- ヘッドホンをもっと良い音にしたい
- MIDIキーボードのレイテンシー(遅れ)を少なくしたい
大まかに言うとこれくらいかな。
なので上記に当てはまらない人は買う必要性がない。
ちなみに私は歌を録りたい、スピーカーを繋げたい、音をよくしたいという理由からオーディオインターフェースを使っている。
モニタースピーカー
モニタースピーカーを使う必要があるのは厳密に言うと曲が出来上がった後の出音の調整の段階だ。
ヘッドホンだと左右の音が完全に隔離しているが、スピーカーから出る音は左右の音が混ざり合う(相位)音が確認できる。
よってプロのエンジニアの人たちは必ず使っているだろう。
だが最近のDTMer(作曲家)たちは「モニタースピーカー必要ないんじゃね?」と言っている人たちが増えてきている。
現にアーティストの『YOASOBI』さんもモニターヘッドホンだけで曲を作っている。と聞いたことがあるくらいだ。
だが私はそういう細かい理由なんて正直どうでもいい。
私はでかいスピーカーででかい音を鳴らしていた元バンドマンだ。
あのライブハウスを揺らすほどの大音量で空間を振動で包み込むのは気持ちがいいってもんじゃない。DTMを始めるときも真っ先にスピーカーをワクワクしながら選んだ記憶がある。
耳元だけで鳴るヘッドホンの音と空間を振動させるスピーカーとでは明らかに違う。
自宅でスピーカを大音量で鳴らすのは無理なのでモヤモヤしているが、いつか必ず大音量で曲作りするのを夢見ている。
最後に
各機材の大まかな説明は終えたが、プラグインと同様にメーカーや種類がありすぎる為、購入する際何を買えばいいのか迷うだろう。
今後この『ひとりごと』でおすすめ商品なんかを紹介していくつもりだが、お急ぎの方はヨシトモに質問してきてくれて大丈夫だ。
私の知る限りでお答えするのでぜひ活用していただきたい。